童謡の魅力を後世につなぐ
私たちの活動の出発点は、「童謡のぬくもりを、これからの世代にも伝えていきたい」という、素朴でありながら強い願いから始まりました。童謡は、こどもの心を育み、言葉の美しさや人とのつながりを自然と感じさせてくれる、日本が誇る音楽文化のひとつです。また、親や祖父母と歌った記憶を持つ大人にとっても、心をやさしく包み込んでくれる特別な存在ではないでしょうか。
私たち「きみつ童謡文化舎」では、こうした童謡の持つ力を地域の中で大切に育て、未来につなげていくことを目指して活動しています。地域のホールや学校、公園、さらには高齢者施設など、さまざまな場所で童謡を中心とした音楽イベントや交流の場を設け、世代を問わず多くの方々と「歌のある時間」を分かち合ってまいりました。
この活動を通じて、こどもと大人、高齢者、そして地域と地域がつながり、音楽が架け橋となって新たな交流や笑顔が生まれていく姿を、私たちは何度も目にしてきました。それはまさに、童謡が持つ“心と心を結ぶ力”の証であると感じています。
今後も、君津の豊かな自然や文化に根ざしながら、音楽を通じた地域づくり・人づくりに力を注いでまいります。小さな取り組みかもしれませんが、ひとつひとつを丁寧に積み重ね、地域の未来に希望の種をまいていけたらと願っています。
「きみつ童謡文化舎」の活動に温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
一般社団法人 きみつ童謡文化舎
代表 坂井 英一